わらじ祭り

祭事の問い合わせ先

波切神社 0599−72−0165

主な祭事と祭神の一覧

 →祭神の一覧のページへ

その他の神社系の信仰

 →波切の信仰と神事のページへ

漫画・小説に登場する波切の神様たち

 →波切の小説とアニメへ

ギリシャ神話によく似た志摩の神様たち

 →なぜかギリシャ神話している志摩の神々

 

波切の神様は数多く、同じ祭神の神様が文学によく登場します。

その中で、直接波切に関わるもの、間接的に関わるものを掲載しました。

元々、波切周辺は昭和の中ごろから映画撮影が非常に多く、その数、約20本近くに及びます。特に著名な映画監督では溝口健二監督、小津安二郎監督などの作品が知られ、さらにゴジラの監督でもある本多猪四郎監督の処女作も波切周辺で撮影されています。

特に、志摩で本多猪四郎監督に影響を受けた作品の殆どは「龍宮の井戸」の伝説を使い、さらに波切で映画撮影等を行っています。影響を受けた作品が「海人舟より・禁男の砂」、「学校の怪談・4」で前者の監督、堀内正直監督はマイティジャックの監督でもあり、宇宙戦艦ヤマト2に発進シーンがオマージュされるなどアニメ界にも影響を与えた人物です。後者の続編となるアニメ版を製作したのが現在のアニプレックスの社長の夏目さんで、複数のアニメーターがこれらの映画に関係する物をアニメーションの中に取り入れています。

また、逆境ナインの映画撮影を切っ掛けに、原作者の島本和彦さんと同じ大阪芸術大学のOBを中心に志摩の祭神をモチーフにしたアニメーションが多数作られています。特に、OBが作ったもの、その友人の作品には必ず波切で撮影された映画がモチーフになっているか題名として登場します。

 

「まんが日本昔話」と「満月の長い夜〜月光少女アンティーク・ナナ〜」は舞台が波切そのものです。スタジオジブリの2作品は志摩の民話の原型になった出雲と紀州の熊野信仰です。水木しげるさんの作品は志摩のダンダラボッチ(昭和の中ごろに信じられていた台風の目)と他のダンダラボッチの掛け合わせです。「かんなぎ」は人物の元ネタが波切の神様たちで構成されています。

漫画、映画の中の神様たち

まんが日本昔話

波切のダンダラボッチの民話がそのまま登場します。

ちょっと名前が異なりますが、概ね民話どおりです。

スタジオジブリの作品

スタジオジブリの作品は、日本の神様を巧みに使っています。

宮崎駿さんのライフワークの一つが熊野系かな?と思われ、熊野に関する神様、様式などが数多く登場します。「もののけ姫」は出雲の熊野大社の民話が中心で紀州熊野の神様も登場します。「千と千尋の神隠し」はその反対で紀州熊野から志摩にかけての補陀落信仰と海と陸を行き来する豊玉姫の信仰が入り混じっています。

ライフワークの中に、安宅船(あたけぶね)があるようです。この安宅船は九鬼水軍の船です。

宮崎さんと後で登場するエバンゲリオンの庵野さんは製作方法、表現方法で意見をぶつけ合う仲の方です。

次の作品にちょっと期待してみるのもいいかもしれません。

  →もののけ姫の神様たち

  →千と千尋の神隠しの神様たち

水木しげるさんの作品

代表作、ゲゲゲの鬼太郎に登場するのは、ダンダラボッチ。「ダイダラボッチ」と表記されているようです。

複数の体に分割され、信者により復活するというシナリオです。

実写版ゲゲゲの鬼太郎ではホームページににダンダラボッチの民話が紹介され、七人ばあさんの姿がイラストとして描かれました。

現在、「波切大王」と言う名でダンダラボッチの民話を基にした作品が出版されています。

水木さんの幼少の時代の仇名が「サザエ鬼」。実写版でも登場しているこの妖怪は、実は波切の妖怪です。熊野に伝わる民話で、ある時、波切の浜に美しい女性が現れました。海賊たちはこの女性の虜になったのですが、みな、大事なところ(放送禁止用語)をこの女性に取られてしまいます。困った海賊の頭目が大金をだし、一党の男たちの大事なところを返してもらったという事です。この女性がサザエ鬼が変化した姿です。

安彦良和さんの作品

「神武」は熊野山中に関係する神武天皇の東征のお話です。

波切でいえば、火祭り神事がこの東征にあたります。

神様の親子関係は異なっていますが、登場人物の多くが波切神社の祭神です。

安彦良和さんと言えば、「機動戦士ガンダム」ですが、原作の富野由悠季さんが後で意外な関わりを見せます。

吉田縁さんの作品

吉田さんの作品で、「満月の長い夜〜月光少女アンティーク・ナナ〜」は波切を舞台にした作品で、この中に怖いものとしてダンダラボッチ、ともかづきが登場します。主に民話を紹介した形で登場します。吉田さんは、その昔、波切を訪れていてその時の印象を元に書きあげたそうです。

この作品、アンティークドールのナナが主人公の諏訪カオルと一緒に事件を解決していきます。

特に、多くの作品に影響を与えている様で、ナナがアルテミス、諏訪カオルがオリオンに見たてられ、多くの作品にこの両者に酷似した名前が登場します。

ツンデレのアンティークドールと探偵物といえば、ローゼンメイデンの主人公、真紅が探偵ごっこをします。吉田さんの作品が2001年発表ですから、5年後に発表されたローゼンメイデンの参考にされたのではと思います。また、武梨えりさんの作品「かんなぎ」には吉田さんとアンティーク・ナナをもじった女性が登場します。

さらに主人公の諏訪カオルは多数のアニメで多用されています。設定は大抵主人公か、主人公に助言を与える役目、大己貴神に相当する人物の合わせ鏡。神話上は、住吉三神か大己貴神の設定。かんなぎのオズマ(死者のオリオン、住吉三神)、セキレイだと瀬尾香(光と響きを合わせて住吉三神)、ギガンティックフォーミュラでは州倭慎吾(スワシンゴ・主人公、大己貴神が大黒眞人でその代り)、StarDriver輝きのタクトではマキバシンゴ(元大己貴神→シルシをミヤビレイジに移譲)、ヱヴァンゲリヲン新劇場版だと、渚カヲル(死者のオリオン、住吉三神、おそらく過去の碇シンジ)になります。

松本一志さんの作品

松本さんの監督映画、大日本人の一コマにわらじ祭りの一場面が登場します。

殆ど瞬間的ですが、走馬灯のように流れる風景に、わらじ祭りの七人ばあさんが出ています。

高橋留美子さんの作品

神様は出てきませんが、「人魚の森」シリーズの「闘魚の里」に海賊と人魚が出てきます。鳥羽島の海賊は九鬼水軍をイメージしているようです。島が志摩のもう一つの書き方です。「人魚の森」シリーズは日本各地の人魚伝説を使っていて、その内の一つに使われているようです。波切の伝説にも近江の国に行って人魚を網にかけたという伝説があり安す。さらに、熊野水軍には女性に化けたサザエ鬼に波切にいる水軍の男たちが誑かされたという伝説があります。この2つを掛け合わせた格好になっています。

志摩という名前は高橋さんの他の作品にみられ、「日帰りの夢」に「志摩聖子」という名前で出てきます。

この地域にも人魚伝説があり、近江に国に出かけた漁師が網を投入したところ3回もかかっててきたそうです。場所が近江と言うところで、高野山の人魚の話と場所が同じなので高野山の信仰が入っているようです。3回網にかかるというくだりは、海中出自の汗かき地蔵の話と同じです。

この中で、頭領の娘として鱗と言う女性が登場します。後に真魚という女性と入れ違いになるヒロインですが、多くのアニメーターはこれを初音姫になぞらえています。

アニメの世界は志摩の神様や映画ネタがいっぱい

近年、波切神社の祭神がアニメに多数登場しています。

殆どは、一部を除いてライトノベルで原作が書かれ、それをアニメーターが映像化しています。

途中、「逆境ナイン」が撮影されてから島本和彦さん、田崎竜太さんなどの数々の活躍もあり、数多くの本数を増やす事になります。

龍宮の井戸をモチーフにした映画、「青い真珠」を起点にそれに絡む作品を次々とモチーフにしています。元々、複数の映画が撮影され、それを切っ掛けに多数の作家、アニメーターが関わっています。

基本的には、前人の作品の基本構成から1つを大きく外す事により、物語全てがまったく新しい物に代わってしまうという手法で、古くからの物語の作り方を踏襲した結果の様です。

→波切神社の祭神と登場人物の対比表

アニメーターの卵の合宿地「絵かきの町大王」

実は、このアニメ、「絵かきの町大王」とは無縁ではありません。大阪などの芸術系大学の合宿地がこの大王町波切。絵かきさんの就職先と言えば、デザイン系、アニメ系。これら関西圏の芸大OBを中心に多数のアニメが作られています。

始まりは「青い真珠」と「ゴジラ」のオマージュから「ウルトラマン」の「真珠貝防衛指令」

「青い真珠」は波切の「はせどの浜」(この世の花のロケ地の病院のすぐ前の浜)などで撮影された映画で本多猪四郎監督の処女作品です。片田の龍宮の井戸伝説をモチーフにし、ロケ地に有った大日如来を参考にした物です。一方、「ゴジラ」は鳥羽市、南伊勢町などで撮影され、ゴジラの名前はクジラを参考にしています。

これらを基本構成にした物が、ウルトラマンの第14話真珠貝防衛指令です。ある時、富士隊員が井出隊員をお供に、真珠を買いに店に行きます。処が、あまりにも高価で買えないという。原因は英虞湾、五か所湾の真珠筏の貝が全滅しているとのこと。ある時、日本海に真珠貝を避難させるためにトラックが道路を走行中、怪獣に襲われます。襲った怪獣がガマクジラで、モデルはゴジラ。

作品中、島に居を構え、科学特捜隊の作戦失敗後、真珠目当てに女性を襲います。(この辺りはダンダラボッチのオマージュ)最後に、科学特捜隊が次々に作戦を立ててウルトラマンのウルトラ頭突きで倒されるという物です。作品は、五か所湾、英虞湾の2か所を襲い、その後、名古屋に向け伊勢湾を北上するという物で、後に他の作品にオマージュされています。

ちょっと面白いのが、科学特捜隊のマーク。流星の星の部分が、ひと筆書きができる海人の護符、セーマンドーマンのセーマン(安倍清明の桔梗紋)を使っています。

しかも、円谷英二さんの誕生日も七夕。偶然にしては出来過ぎの設定をしています。

ゴジラとダンダラボッチが合体?「機動警察パトレイバー」の「4億5千万年の罠」

「ゴジラ」を基本構成にした作品が、押井守、伊藤和典さんたちが率いるヘッドギアの作品「機動警察パトレイバー」。この中で「4億5千万年の罠」が該当作品になっています。基本的には、ゴジラを踏襲していますが、一部、ウルトラマンの真珠貝防衛作戦を参考にしているようです。登場する怪物が大男。ゴジラとダンダラボッチのオマージュの様です。但し、この男、魔神バンダーのオマージュの可能性もあります。魔神バンダーは波切で撮影した映画監督、堀内真直さんの作品でもあります。

波切で撮影された「学校の怪談」シリーズ

波切でも撮影された「学校の怪談4」、このシリーズのアニメ版が「学校の怪談」で現在のアニプレックスが製作しています。この時の主役、宮の下さつき役の声優さんが川上とも子さん。あとで川上さんを中心に大きく事態が動く事になります。

これとは別に、ほったゆみさんが「ヒカルの碁」を執筆します。ほったさんは名古屋在住で、この時、参考にされたのが日本棋院の名古屋支部に在籍していた羽根直樹さんなどの様で、登場人物の何人かは磯部など志摩の地名を名前の参考にしています。 この時の主役、進藤ヒカル役が、先ほどの川上とも子さん。

「ヒカルの碁」と「少女革命ウテナ」から神様の構成を使った「ARIA」

「ARIA」の人物の設定は「ヒカルの碁」と「少女革命ウテナ」、「学校の怪談」シリーズを大きく基本構成に使っています。

アテナ(声優は川上とも子さん)がウテナ(「少女革命ウテナ」で川上さんがやった役)と「学校の怪談」(学校の怪談4)シリーズ(アニメ版のヒロインは川上とも子さん)で使った龍宮の井戸伝説と 一緒に語られるトモカヅキがグローリー。主役の名前灯里が前者のヒロインのあかり、アテナのライバルが前者のライバルのアキラから晃、最も重要な、構成が、藤原佐為の神様、春日社のうちの女性の神様である比売神を使う事になります。これが姫屋。

大己貴神の設定が別名の「大穴持」に引っかけ、ノームのアルバートピットになっています。ダンダラボッチが、シルフの綾小路宇土51世、秋葉山の火具土が、出雲暁と言う具合になります。後から書かれた「ローゼンメイデン」ともリンクしており、藍華の通り名、アリスなどが共通で使われています。

アテナ・グローリーのグローリーはブロッケン現象の事。自分の影の事で、海の中に出来る自分の影がトモカヅキの正体の一つ。堤防の上から太陽を背に受け海中に影を投影すると同じ現象が見れます。海女の場合は海底に出来た自分の影。

ほぼ同じ設定を使ったのが、矢吹健太朗さんと長谷見沙貴さんの「ToLOVEる

矢吹さんの師匠が「ヒカルの碁」の小畑さんと言う関係。ゴジラの大ファンで、本多猪四郎監督の処女作の地と言う事で加わっているのかもしれません。長谷見さんは「ARIA」の脚本家です。ララ、ナナ、モモに比売神の設定を持ちこみ、アニメ版では戸松遥さんがヒロインのララで妹に双子の設定を組み込んでいます。金色の闇の設定は「ARIA」のアリスと人格が同じ設定。消去法で春菜が八上姫の設定になります。

神様を熟知しなければ書けない作者の凄いところ

日本神話の神をギリシャ神話の神に準えたことにあります。特に姫屋の設定は絶妙。殆どの作品はこのコンセプトが基準になっています

「ARIA」と同じ設定で波切を舞台にした小説を使った「ローゼンメイデン」

基本構成にされた小説は「満月の長い夜〜月光少女アンティーク・ナナ〜」と「少女革命ウテナ」。

主人公の諏訪カオルとアンティックドールのナナを使っています。この他にも、「少女革命ウテナ」、「ARIA」が使われています。

ここで、双子の設定が作られ、他の作品にも波及します。ナナが真紅、諏訪カオルが桜田ジュンに相当します。ここで、ARIAの比売神とギリシャ神話の神の設定が加えられ、真紅が国狭槌神(比売神の多紀理比売命と市寸島比売命・アルテミス)、水銀燈がダンダラボッチ(身体が欠落し周囲の神と喧嘩する)、翠星石と蒼星石が比売神の多岐津比売命(ペルセポネ)となります。「少女革命ウテナ」から持ち込まれた設定(シルエットの学生)が金糸雀。

先の「ARIA」で言えば、真紅が藍華(ローズクイーン)、翠星石がARIA社長、蒼星石が灯里(アクアマリン)になります。

「ガンダム」の世界に比売神を持ち込んだ「機動戦士ガンダムSEED DESTINY」

補陀落渡海をアニメ化した先駆者と言えば富野由悠季さん、「バイストン・ウェル物語シリーズ 」は死者の魂が海の中に行くという補陀落渡海をそのまま流用しています。これに影響を受けたのが安彦良和さんと宮崎駿さん。島本和彦さんたちとは作品を通じての関係になります。

設定自体が日本神話ベースで作られ、艦艇名や島の名前など至る所に神話に絡む物が出てきます。

「機動戦士ガンダムSEED DESTINY」ではアスラン・ザラ、シン・アスカ、ルナマリア・ホーク、メイリン・ホーク、ステラ・ルーシェ、カガリ・ユラ・アスハに設定が入っています。アスランとシンが大己貴神、ルナマリアとメイリンが比売神、ステラが初音姫(ステラは伊勢萬が販売しているお酒らしい・ルーシェはアルコールを作るときの還元反応)、カガリが須勢理姫命。

面白いのは、配役が後に「StarDriver輝きのタクト」に流用されているというところです。アスラン・ザラの石田彰さんは後の「StarDriver輝きのタクト」でも大己貴神の役になります。シン・アスカ役の鈴村健一さんはボウ・ツキヒコですから大己貴神のもう一つの姿、オリオン(住吉三神)になります。

ルナマリア・ホーク役の坂本真綾さんはエンドウ・サリナですが、マリア続きで「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破」で真希波・マリ・イラストリアスで比売神の多岐都比米命、メイリン・ホーク役の折笠富美子さんはソラで比売神の多岐都比米命、ステラ・ルーシェ役の桑島法子さんはオカモト・ミドリになりますが、「ぬらりひょんの孫」で、珱姫(モデルは初音姫)に相当するので、最後はハッピーエンドな役を射止めています。カガリ役の進藤尚美さんは「天地無用!シリーズ」でも須勢理姫命に相当する神木ノイケをやっています。

神様を熟知しなければ書けない作者の凄いところ

日本神話を使いながら、初音姫に相当するステラを入れているところで、後に複数の作品に引き継がれていきます。

「青い真珠」と「ウルトラマン」の「真珠貝防衛司令」のオマージュ。「小さき勇者たち〜ガメラ〜」

暫くして志摩で撮影された映画が「逆境ナイン」。ここから島本和彦さんの友人関係が大きく関わってくる事になります。

次に撮影されたのが「小さき勇者たち〜ガメラ〜」この時の監督さんが田崎さんで、「仮面ライダー龍騎」の監督さんでもあります。この「仮面ライダー龍騎」の脚本などを手掛けたグループが「七人のナナ」、「ヒカルの碁」、「ケロロ軍曹」(作者は島本氏の孫弟子)などを手掛けています。

話題になったのもこの事もあったのかもしれません。ここから、作者間でちょっとした悪戯が入り、水や魚に関するキーワードを入れていきます。この時は、魚を意味するトト。島本和彦さんの作家仲間の緒とした悪戯が入り、西尾維新の西尾をヒロインの姓にしています。

本作は龍宮の井戸の伝説を基にした「青い真珠」を強く意識している作品で、「ウルトラQ」の浦島太郎伝説を基にした「育てよカメ」が参考にされています。また、緋色真珠という色の着いた真珠をキーワードにしています。実は、ウルトラマンの「真珠貝防衛司令」の要素を取り入れ、ゴジラがモデルのジーダスが移動する順序が同じ様になっています。波切を襲った後、英虞湾で大暴れします。そして伊勢湾を北上し、名古屋へと向かいます。

この時のロケハンが物凄く、波切の街中の至る所がロケハンされています。映画撮影時に同時進行で別のビデオを撮影し、この中に出てくるところが後の作品のロケハン代わりの元ネタと言う事になります。この時に撮影したビデオが桂昌寺の祭神の亀。隣の観光施設「絵かきの岬」(後の「StarDriver輝きのタクト」のヘッドの元ネタ)が「小さき勇者たち〜ガメラ〜」のスタッフの休憩所になっていたため、スタッフ、俳優さんたちが縁起担ぎでお参りしています。この寺の本尊が千手観音菩薩で、これを熊野那智大社の大己貴神にあてはめて殆どの作品が影響を受けています。つまり、みんな縁起担ぎをしているという事です。

度会神道の要素を加えた「アスラクライン」

次いで、島本さんの友人の三雲岳斗さんの「アスラクライン」。

ARIA」、「ローゼンメイデン」と同じ比売神とギリシャ神話の構成を使いますが、この時、比売神の2人(操と奏)に主人公と恋愛感情を持たせます。この時点でこの地方の度会神道の要素が加わってきます。同時にアスラマキーナがタロスに相当し、波切ではダンダラボッチに相当します。主人公の姓が夏目、アニプレックスの社長さんの姓となります。

アスラマキーナは意外と、「魔神バンダー」(堀内正直監督)に影響を受けているかもしれません。他のアニメにも設定が多用され、1巡目の夏目智春と2巡目の夏目智春の設定が、「かんなぎ」、「ギガンティックフォーミュラ」、「ヱヴァンゲリヲン新劇場版」などに採用されています。1巡目がオリオン、2巡目が大己貴神と言う関係は他のアニメにも引き継がれています。オリオンの生まれ変わりが大己貴神と言う設定が引き継がれたところで使われています。

「アスラクライン」の派生形が三雲岳斗さんの友人の神野オキナさんの作品「あそびに行くヨ!」。舞台は神野さんの出身地沖縄。アスラクラインの2巡目の世界の人物構成がそのまま持ち込まれます。アニメでは戸松遥さんと花澤香奈さんがヒロインをすることになります。

神様を熟知しなければ書けない作者の凄いところ

この作品で、前の世界の設定が初めて組み込まれます。特に、オリオンに相当するキャラクタを組み込んだのはこの作品が初めて。

波切の神様総出演、波切で撮影された映画を使った「かんなぎ」

次いで、アニプレックスのグループにバトンタッチされ、武梨えりさんの「かんなぎ」となります。

三雲岳斗さんの「アスラクライン」で使用した比売神ダンダラボッチ、ギリシャ神話に加え、登場人物の殆どが、波切神社の祭神を多く採用する事になります。

この時、新たに加えた度会神道の要素が文殊菩薩との類似性。その他の同一神の類似性。さすがにこれを見つける人はインターネット上でもごく僅か。志摩の古い地名も登場し、アニプレックスの夏目さんの影響をかなり受けているので、のでこの時は「学校の怪談」の常光満さんがアドバイスしてるのかもしれません。

先に一辻社のグループで使用していた「DearS」、「ローゼンメイデン」、「ARIA」が加わり、さらに「学校の怪談4」、「浮草」、「海人集より禁男の砂」、「逆境ナイン」、「小さき勇者たちガメラ」など、波切や志摩市で撮影された映画、さらに「絵かきの町大王」、複数の「波切神社」、「ダンダラボッチの伝説」なども加えています。この時、大きく関わったのがアニプレックスの社長の夏目さんで、アニメ化に際し、「七人のナナ」、「DearS」、「ARIA The NATURAL」、「ケロロ軍曹」、「ローゼンメイデン」、から中原麻衣さん、沢城みゆきさん、下野紘さん、早水リサさん。「アスラクライン」からは戸松遥さん。「セキレイ」からは花澤香菜さん。のちに「神曲奏界ポリフォニカ」に出演する小野涼子さんなどが起用されています。

仁は桂昌寺の千手観音(大黒天=大己貴神・大国主)と言う事になるわけですが、ガメラの製作ビデオ撮影の際に亀が祭られているので、スタッフが参拝しています。この時のビデオが、かんなぎやスタードライバー輝きのタクトで使われた感じですね。あと、かんなぎのスタッフが別ペンネームで「とある魔術の禁書目録」に参加していますが、これも島本さん繋がり。島本さんの友人の一人が「とある魔術の禁書目録」の作者を没地獄から拾い上げた人で、「ダンタリアンの書架」が禁書目録っぽいところも同じ交友関係のオマージュの様です。

→詳細はかんなぎのページで

DearS」、「ローゼンメイデン」のPeach-PITさん、ナギのコスプレの元、「白き月姫ファンタズムーン」の登場人物が登場する「TYPE-MOON」の竜騎士07さんがそろって作られたのが伊勢志摩の地名(賢島など)を使った「おおかみかくし」となります。

神様を熟知しなければ書けない作者の凄いところ

なんと言っても、文殊菩薩の設定。文殊菩薩の関連を巧みに使っています。

この設定を使ったのは本作が最初。

「かんなぎ」の派生形、「ケメコデラックス」と「フラクタル」

何れも山本寛さんが監督した作品ですが、「ケメコデラックス」には三志摩命など志摩の名前を使った登場人物がいます。 設定はかんなぎのもう一つの三保の松原の民話の地域の話を人名に当てています。「フラクタル」はネッサ、フリュネが豊玉姫(ペルセポネに相当)。ダイダラがダンダラボッチ。ドッペルはドッペルゲンガー。志摩で言うトモカヅキです。

フリュネ、ネッサのの元はエレウシスの秘儀(海からペルセポネが帰還する祭事)で有名になったフリュネで、ネッサはその本名ネサレテ。海からペルセポネが帰還するシーンを彼女が演じたわけですが、画家のアペレスはそのシーンに影響を受け「海から上がるヴィーナス」のモデルにしているとも言われています。

このシーン、春に海から昇ってくる豊玉姫命(伊雑登美神)のシーンと同じです。

「かんなぎ」がわらじ祭りの祭神を使っていることとは反対に伊雑宮の御田に登場する神様をエレシウスの秘儀に合わせ使ったのがフラクタルとなります。

神様を熟知しなければ書けない作者の凄いところ

フラクタルは歌の中にさらりと答えを紛れ混ませているのですが、それに気づくファンはほとんど皆無。 特に、金星の特徴をよく歌に紛れ込ませています。

「志摩」の漢字遊びをした「機神大戦ギガンティックフォーミュラ」

原作は「学校の怪談」のヒロイン役、川上とも子さんがヒロインをやった「宇宙海賊ミトの大冒険」の脚本家、きむらひでふみさん。主人公の州倭慎吾、オニキスなどに一寸した言葉遊びが隠されています。オニキスは縞メノウ。州倭慎吾の「州」の別の読み方が「しま」。志摩が巧みに隠されています。

さらに、設定はかんなぎと同じ。オリオンが州倭慎吾、アルテミス(国狭槌神・多紀理姫命など)が神代真名、大己貴神が大黒眞人(大黒様)、多岐都比売命が神代神名。かんなぎの多岐都比売命に相当するざんげちゃんの声優、花澤香菜さんを意識したネーミングになっています。 この設定、ヱヴァンゲリヲン新劇場版など複数のアニメにも引き継がれています。元の設定はアスラクラインの1巡目の夏目智春と2巡目の夏目智春。

音楽の精霊に替えた「神曲奏界ポリフォニカ・クリムゾンシリーズ」

次に榊一郎さんが「神曲奏界ポリフォニカ・クリムゾンシリーズ」を執筆します。

ここから、かんなぎの神さまの正体バラシが始まります。人物設定は「アスラクライン」同様の設定を行っていますが、ここでダンダラボッチの設定を無くし、代わりに主人公の名前にタタラ・フォロンというダンダラボッチ(当時はタタラ法師と見られていた)と関係するキーワードを与え、小説中の設定でも火に関する一族とされています。さらに、ネーミングは「ARIA」の藍華のフルネームなどを引き継いでいます。

ユギリ・ペルセテがかんなぎのざんげちゃん、さらに白亜が憑依されるという設定を引き継ぎ、ユギリ・プリネシカに音楽の精霊が憑依しています。ここで、同じ神話を使っている梶島正樹さんの「天地無用!」の設定が入っています。憑依しているドーリスラエの名前の基がドリュアス(木の精霊)と想定すると、プリネシカが柾木砂沙美、ドーリスラエが津名魅(始祖の木)という具合になります。

ちょっと驚かされるのが、タタラフォロンの設定。タタラは火の一族と言う設定ですが、フォロンの名前をARIAのネーミング方式の逆をやれば、アポロンになります。つまり、ギリシャ神話にあてはめると大日如来。琴座の持ち主の一人となります。タタラからアポロンを連想するには大日如来を避けて通れないので、仏教に精通された方ではないかと思います。ユギリ姉妹のネーミングは姉の多紀理比売命から、片仮名の「タ」を漢字の「夕」(ゆ)の読みにしただけです。「タギリ」が「ユギリ」となるわけです。

神様を熟知しなければ書けない作者の凄いところ

なんと言っても、タタラフォロンの設定。踏鞴法師(当時のダンダラボッチ)=大日如来という事を知らないと、フォロンのネーミングができません。フォロン=アポロンで、仏教でいえば大日如来、ダンダラボッチに当たります。

アニメーターが設定をいじった?「かんなぎ」がパロディの「化物語」

西尾維新さんの場合、「化物語」のアニメ化の際に、ちょっとした悪戯がアニメーターによって仕組まれています。アニメ化の際に、琴座のベガがわざと入る様に曲を2番から始めたり、「かんなぎ」のざんげちゃんの声優さんが登場する回(撫子スネイク)で、いずみ今日子(ナギの元ネタの俳優さん泉京子さんの名前を捩った物)さんのイラストを使ったりしています。「君の知らない物語」はアレンジされ、夏の大三角形のところから始まります。このときのボーカルがnagiさん。「かんなぎ」のオープニングをパロディにしているというわけです。

声優繋がりでパロディを使っているのが戸松遥さんがヒロインの「C」。カードを発動する際のデザインに千手観音が表示されます。

志摩の神様が総出演、「かんなぎ」と「逆境ナイン」を使った「StarDriver輝きのタクト」

次に島本さんと交友のあるアニプレックス関連の会社、ボンズの南雅男さんが志摩の神様たちを使い「StarDriver輝きのタクト」を作ります。(何れも大阪芸術大学のOB)

設定は伊雑宮から波切神社、和具の八雲神社にかけての祭神を多用しています。

四方の巫女が志摩の祭神で、伊雑宮の玉柱屋姫命(スガタ・玉柱と王の柱は同じ銀河と言う意味)、倭姫命(ワコ)、桂昌寺の千手観音(ヘッド・絵かきの岬と言うパロディ)、波切神社の国狭槌神(=比売神・さかなちゃん)、比売神(ソラ)、その他、波切神社の祭神を主にバニシングエイジのグループ内で使用しています。この時、ちょっとした悪戯が仕組まれ、「綺羅星」のポーズを取ります。元は、「セイラームーンS」の「月に代わって」の部分のポーズですが、設定を流用しているか、参考にした物でこのポーズを使っています。

神様を熟知しなければ書けない作者の凄いところ

織姫の設定を使ったのはこの作品が最初。また、豊玉姫が同一神という設定もこの作品が最初。

巫女 関係者 キーワード 実際の神社と方角
皆見の巫女 アゲマキ・ワコ 倭姫命 伊雑宮
シンドウ・スガタ 玉柱(=銀河=王の柱)
サイバディは、かんなぎの大鉄
祭神がキー
気多の巫女 さかなちゃん 国狭槌神(ナギ・同じ声優) 波切神社
ミヤビ・レイジ 絵かきの岬(絵かき+岬)・大王
かんなぎの神社と観光施設
日死の巫女 ヨウ・ミズノ 野球バカ(=逆境ナインネタ) 船越神社
モデルは初音姫
ヨウ・マリノ ドッペルゲンガー(ともかづき)
民話と逆境ナインのプロデューサーの出身地
日が日死の巫女 ニチ・ケイト 乙姫(浦島太郎ネタ) 麦崎神社 西
モデルはかんなぎの貴子と同じ
ヤノ・マミ 海女 
モデルはかんなぎの紫乃と同じ
海女の最も多い町と龍宮伝説

「ローゼンメイデン」と波切で撮影された映画を2作使った「ISインフィニットストラトス」

ほぼ時を同じくして参加したのが、島本さんの友人の弓弦イズルさん。 実は、吼えろペンの大ファン。弓弦イズルさんは「ISインフィニットストラトス」の中に設定を持ちこみます。 束がうさぎの耳から因幡の白兎で、登場時に「綺羅星」のサインを出します。 箒の誕生日が7月7日で弟棚機。「かんなぎ」でいえば束がつぐみで、箒がナギ、1人二役のシャルルがざんげちゃんに当たります。 ここでの志摩のネタバラシが、ラストのサブタイトル、「君の名は」。大王町と志摩町で撮影された映画です。

実はもう一つ悪戯が仕組まれていて、セシリアの搭乗機ブルーティアーズ。青い涙って意味ですが、涙って人魚(セイレーン)に言わせれば真珠の事。セシリアを英語読みするとシシリア。シシリア=シチリアの事。この島の海に住む魔物が人魚のセイレーンと言う仕組み。真珠の別名が人魚の涙。青い人魚の涙=「青い真珠」という仕組みです。

ヒロインの設定が、「ローゼンメイデン」と同じと思えば意外と簡単。真紅が箒、翠星石が蒼星石がシャルロット・デュノア、ラウラ・ボーデビッヒが薔薇水晶、凰鈴音が金糸雀。

おや?と思う作品が、脚本を手掛けた志茂文彦さんの「夕焼け灯台の秘密」。灯台はイラストから山口県の灯台ですが、姉妹の人物設定に活用されているようです。3女の設定がかんなぎの涼城白亜の設定と同じで、3姉妹中の末娘、ディスポイナ(隠された娘)と同じ設定になっています。「学校の怪談4」+「喜びも悲しみも幾年月」+「かんなぎ」を合わせた格好の物になっています。

「かんなぎ」の設定を「天地無用!シリーズ」に持ちこんだ「異世界の聖機師物語」

この頃、一辻社のグループでも同じ設定を使用し始めます。 梶島正樹さんが「異世界の聖機師物語」で「かんなぎ」とほぼ同じ構成を使います。この時の主人公も「かんなぎ」の下野紘さんがする事になります。

ラシャラアース、マリアナナダン、ユキネメア、アウラシュリフォンなどに設定が持ち込まれています。

実は「天地無用!シリーズ」もかなり度会神道に近く作ってあります。クラミツ家の設定が鷲羽の子孫となっています。クラミツハは通常、イザナギ、イザナミの直下の子孫ですが、度会神道の場合、下照姫と同じなのでアマテラスの孫になります。大きな違いはアエカとササミ。アエカが多紀理比売命と市寸島比売命、ササミが多岐都比売命に相当しますが、豊受大神に相当する役をササミが行っています。鷲羽が天照大御神、トキミが月読命、ツナミが豊受大神となり、伊勢神宮の3社の神を模しています。

「かんなぎ」の設定を使い近鉄沿線の駅名を利用した「神のみぞ知るセカイ」

さらに、島本さんと交友のある若木民喜さんが、「神のみぞ知るセカイ」で「かんなぎ」の構成を使います。エリュシア・デ・ルート・イーマと鮎川 天理が、月の女神と天女でナギ。ハクア・ド・ロット・ヘルミニウムと中川 かのんが、冥府の女王とアイドルでざんげちゃんと白亜。この時、人名には近鉄沿線の駅名を使用し、さらにアニメでは主人公には「かんなぎ」の下野紘さん、シリーズ構成に同じく「かんなぎ」の倉田英之さんが参加しています。

「ヱヴァンゲリオン」と日本神話を持ち込んだ「ヱヴァンゲリヲン新劇場版」

島本さんや武梨さんに交友があるのが「新世紀エヴァンゲリオン」の庵野秀明さん島本さんと同じ大阪芸術大学のOB。

「機動警察パトレイバー」の「ロングショット」と「4億5千万年の罠」を持ち込んだとみられるのが「新世紀エヴァンゲリオン」の使徒ラミエルが登場する回。ラミエル自体が「帰ってきたウルトラマン」に登場するプリズンのオマージュです。設定は「ウルトラマン」の「真珠貝防衛司令」と「機動警察パトレイバー」の「ロングショット」と「4億5千万年の罠」をモチーフにしています。

神様の設定は「ヱヴァンゲリヲン新劇場版」に持ちこみます。惣流・アスカ・ラングレーの設定を式波・アスカ・ラングレーと替え、新キャラクターとして真希波・マリ・イラストリアス(このキャラの設定と行動は庵野さん)を登場させています。式波は艦船の名前ですが、その由来は「神風の伊勢の国は常世の波の敷波の帰する国方国の美し国なりこの国におらんとほっふ」と言う歌に登場する敷波(式波)の事です。

注目は庵野さんの設定したマリ。マリは通常マリアの短縮形として女性の名前に用いられます。イラストリアスのトリアスはドリュアスの事と容易に想像が付きます。艦船シリーズのネーミングを使っているので、最も近そうな名前が「イラストリアス」。

ドリュアスを使っているのは榊さんのドーリスライ。ドリュアス(木の精霊)を乙姫として使っているのが南さんのケイト、しかもメガネっ子。マリアが武梨えりさんのざんげちゃんで、登場シーンで主人公に顔を近づけるシーンも同じ。アスカは、榊さん風に「紅の殲滅姫」をイメージし、マリは他者の同一キャラクタを纏めている(プラグスーツカラーはドーリスライと同じ緑)という事になります。この時に比売神の設定が入っていてアスカしか扱えない2号機をマリが操縦してしまいます。別人でありながら同一人物という特徴を使っています。

いつものお約束事が、浮草パロディと、3つの波パロディ。波切で撮影された「浮草」をモチーフにして作られているのが水前寺清子さんの「浮草」。その水前寺さんの代表作が「365歩のマーチ」と言うわけ。リシア(浮草)→アリシア=水無灯里=マリアと言う仕組み。 さらに、綾波、式波、真希波の3つの波はかんなぎの海神の祠で使った3つの波切(波切神社)パロディと同じ。

破の段階で、登場している社の祭神は、日天八王子社(アスカ)、春日社(マリ)、牛頭天王社(碇指令)、住吉社(カヲル)、琴平社(シンジ、レイ)。

面白いのは、渚カヲルの元を辿ると、途中、StarDriver輝きのタクトのマキバシンゴ、機神大戦ギガンティックフォーミュラの州倭慎吾を介し、「満月の長い夜・月光少女アンティックナナ」の諏訪カオルに到達します。設定上は何れも、もう一人の大己貴神かそれに助言を与える者、それに代わる者になっています。新世紀エバンゲリオンの方が古いので、他のアニメが肉付けした物を新劇場版で再度使ったって感じですね。

但し、以前からこの設定を持ち込もうとしていたかもしれません。登場人物中、葛城ミサトの設定はサイコメトラーEIJIの志摩亮子の設定を持ち込んでいます。CD版の志摩亮子の声優は葛城ミサトと同じ三石琴乃さんで、CD版のARIAの晃・E・フェラーリ役をやっています。晃が塔矢アキラで、Eがエバンゲリオン、フェラーリが葛城ミサトの愛車フェラーリと言う関係になります。

神様を熟知しなければ書けない作者の凄いところ

おそらく、ウルトラマンの科学特捜隊のマークが日天八王子の星のマークと同一だと気づいているのかもしれません。特徴は、一筆書きで書けること。ウルトラマンについてかなり研究されている方なので意外なオマージュかもしれません。

同じ設定を使っている「ご愁傷さま二宮君」と「まよチキ!」

ちょっと交友関係は不明ですが、鈴木大輔さんの「ご愁傷さま二宮君」。ヒロインは2人ですが1人目の月村真由に「月」を絡ませ、2人目のヒロイン北条麗華に二重人格という同じ設定を組み込んでいます。面白いのは、北極星(プロミス)を歌に絡ませている事。星の世界ではヒロイン二名の親(天照大御神又は天御中主)になります

同様の設定があさのハジメさんの「まよチキ!」にもよく似た設定が入っています。主人公は「ご愁傷さま二宮君」の二宮金次郎パロディで、涼月奏の設定はかんなぎのナギ、ざんげちゃん、涼城白亜、アスラクラインの嵩月奏の設定に酷似しています。(名前まで)スバルはかんなぎなどでいえばアルテミスの従者になります。宇佐美マサムネはうさぎで、かんなぎ同様の設定が入っていますが、「ぽてまよ」(主役のぽてまよ役は「かんなぎ」の花澤香奈さん)、「月とうさぎとぼくの彼女」のパロディが入っているので、連作ではなく何れも角川系のパロディではないかと思います。

しかし、主人公の谷町君、「満月の長い夜・月光少女アンティクナナ」の諏訪君にかなり似ています。

杯を交わした妖怪を神様に例えると全員波切の神様だった「ぬらりひょんの孫」

島本さん、庵野さん、南さんと同じ大阪芸術大学出身者の椎橋寛さんが書いたものが「ぬらりひょんの孫」。

牛鬼は南伊勢町の妖怪で、一つ目はダンダラボッチと同じです。面白いのは淡島。名前は淡路島から取っていますが、中身は天女。伊弉冉尊の娘と言う設定。この設定は豊受大神(八面天女)の事です。 また、アニメ製作時の悪戯か、三羽烏の声優に、入野自由さん、下野紘さん、小清水亜美さんなど、一連のアニメの主要人物の声優さんを当てています。

特に小清水亜美さんの設定は面白く、ささ美と言う名前を付けています。小清水亜美さんが「StarDriver輝きのタクト」でやった役がニチ・ケイト(乙姫)。ギリシャ神話でいえばエウリディケ(木の精霊のドリュアス)。「神曲奏界ポリフォニカ」でいえば、ドーリスライ。さらに、これと同じ設定が、「天地無用」シリーズの津名魅、つまり、柾木砂沙美と言う事になります。同じ設定が、リクオの母、若菜。声優の水野理紗さんがレンタルマギカでやった役がディアナ(月の女神と言う意味)。文殊菩薩もギリシャ神話に合わせると、月の女神。

リクオは設定上はぬらりひょんの1/4(クォーター)と言う意味からですが、実は声優の福山潤さんは「学校の怪談」の生徒役。 さらに、「陰陽大戦記」で太刀花リク、「今日から魔王!」でリックと、「リク」絡みの役をやっています。そして特筆すべきは、少年陰陽師の藤原敏次役。 藤原敏次が好きになる相手は天一という十二神将で、彼は天女と呼びます。設定は十二神将の土将で豊穣を司る者です。つまり、文殊菩薩と同じ。

時々される、雪羅の誤植。雪羅はISインフィニットストラトスの白式の第二形態でもあります。わざと誤植しているのかもしれません 。ここでちょっと面白い設定がされていて、先ほどのささ美と雪羅、なぜか他のアニメに関連のある二人に名前にコンプレックスを持っているという設定がされています。読者に謎かけをしているというわけです。

あと、主人公の友人に島(志摩の古名)という設定がされています。サッカー選手を基にしているのですが、この部分は「青の祓魔師」の志摩と同じ設定。

花開院の祖が蘆屋道満、鵺が安倍清明。この二人、志摩の海女が身につける「セーマンドーマン」の図案の作者と言われる人物です。さらにヒロインの一人、花開院ゆらが扱っている式神は北斗を表し、波切では星神に相当します。青田坊、黒田坊の設定は二人合わせると京の五条の橋の上での武蔵坊弁慶逸話の設定に似ています。元をたどると仏教の世界でいう仏陀の弟子アングリマーラの話が元。波切でいうダンダラボッチの民話の基の一つ。雪女の民話は「鶴の恩返し」、「天の羽衣」、「豊玉姫の伝説」と同じで文殊菩薩の信仰の派生形の民話。波切の神様にあてはめると、青田坊、黒田坊がダンダラボッチ、淡島が豊受大神(伊雑皇大神の1柱)、ゆら、雪女の氷麗が豊玉姫=国狭槌神、家長カナはタダの人と思いきや、ギガンティックフォーミュラと同じ声優パロディで、多岐津姫。牛鬼が牛頭天王で素戔嗚神(部下が牛頭と馬頭)。民話の同一性を巧みに使っているというのが本作の凄いところですね。「魑魅魍魎の主」と言えば、実は大己貴神。国津神のなれの果てが妖怪。つまり国津神の主=大己貴神(大国主)なので、大己貴神の設定に合わせているという感じですね。これに、牛若丸(源義経)の話を掛け合わせています。

波切独自の設定が、一つ目と苔姫の関係。苔姫は初音姫をモデルにしている様です。さらに及川氷麗と花開院ゆらの設定は異形の者が妻になり子を成すという文殊菩薩(日天八王子)の信仰の特徴を上手く捉えています。

神様を熟知しなければ書けない作者の凄いところ

この作者の凄いところは、坂上田村麿に着目した点です。京都で妖怪を退治した時の守護神が岩手県の姫神山の神様で、隣の山と合わせて織姫と彦星に見立てられています。志摩で言えば日天八王子と同じ神様と言う事になります。岩手県の遠野妖怪を味方につけるのもこの辺りからの様です。

     

奴良リクオ

 (ぬらりひょんの孫)

大己貴神

魑魅魍魎・妖怪=国津神のもう一つの姿

魑魅魍魎の主=国津神の主=大国主(大己貴神)

京都編では坂上田村麿と同等に見られている。

及川氷麗

 (雪女)

国狭槌神豊玉姫命

※同一神は大己貴神の妻

雪女の民話は文殊菩薩の民話の派生形

羽衣伝説と同じ妻が異形の物

花開院ゆら

北斗七星由来の式神を操る

北斗七星=星神(七本鮫)で豊玉姫の従者

必殺技「黄泉送りゆらMAX」は黄泉の国にお送る文殊菩薩ネタ。同時他のアニメで使われている魚ネタで金魚がその砲身。

家長カナ

多岐都比売命

※大己貴神の妻

声優の花澤香菜さんのパロデイ

多岐都比売命に相当する役を多くこなす

青田坊(倉田) ダンダラボッチ

仏陀の弟子アングリマーラの話がダンダラボッチの民話の元の一つ。同じ説話が武蔵坊弁慶と牛若丸の話。

青田坊、黒田坊は武蔵坊弁慶に相当する。青田坊はさらに手塚治虫さんの「ブッダ」も参考にしている。三重県で言えば、青田坊が桑名のデイタラボッチ(浜乙女のでいたらぼっち)と波切の大暴れしない時代のダンダラボッチ。黒田坊が波切の大暴れする時代のダンダラボッチ。

黒田坊
河童 韋夜神(闇淤加美神)

使用する蛟球の蛟とは水の龍神。

水の龍神は闇淤加美神の事

邪魅 山の神

山中で毒気をもたらす妖怪。

波切でいえば火祭りに登場する山の神。

薬師如来

薬師組の幹部。

波切でいえば、堂の山の薬師堂の薬師如来。

首無 多岐都比売命 ローゼンメイデンもしくはセキレイからの流用。くうちゃん(草野)が毛倡妓。しーちゃん(椎名)が首無。
毛倡妓
牛鬼 素戔嗚神(牛頭天王)

リクオ(大己貴神)を叱咤する役は素戔嗚神(牛頭天王)と同じ。

猩影 猿田彦神

能面を着けた妖怪。能の神は猿田彦の妻、天宇受賣命でもある。

一つ目 ダンダラボッチ ダンダラボッチの別名が沖の一つ目。黒田坊、青田坊と同じ。
苔姫 豊玉姫(初音姫) モデルは室町〜安土桃山時代にかけて実在した波切の初音姫。海に身を投じるところと人魚姫の話を掛け合わせたもの。人魚=セイレーンと言う設定もしているので、ダンダラボッチの一つ目に懐く。
山ン本五郎左衛門 ダンダラボッチ ゲゲゲの鬼太郎に登場するダイダラボッチをそのまま組み込んだもの。実際の山ン本五郎左衛門とは大きく異なる。
蘆屋道満 -

両者とも志摩の海女が付けるセーマンドーマンの印を作った人

安倍清明
花開院竜二 天児屋根神 花開院ゆらの同一神が比売神なので、花開院家の4兄弟は合わせると春日社の4宮の祭神になる。秋房が打っている刀は経津御魂(波切丸)に相当する。
花開院秋房 経津主神
花開院魔魅流 建御雷神

波切の四宮(春日社)と波切に関係する星座を紛れ込ませている「ギルティクラウン」

「フラクタル」の吉野弘幸さん、「少女革命ウテナ」の大河内一楼さんがシリーズ構成を行った作品です。

人物設定、行動には明らかに「かんなぎ」、「少女革命ウテナ」などが設定されています。

「大王町史でも使ってるのかな?」と思わせるような設定が登場人物の設定。 桜満集は大己貴神、恙神涯は星神(北斗七星)、楪いのりは国狭槌神(その同一神)、篠宮綾瀬は多岐都比売命、つぐみは八上比売命。四分儀は四分儀座、アルゴはアルゴ座で暗闇の神の韋夜神(クラオカミの神は暗がりと言う意味、ギリシャ神話で言えば、アルゴ船の船長のイアソン)、大雲はダンダラボッチ(大雲=入道雲・大男の法師の雲から)で優しい方のダンダラボッチ。嘘界=ヴァルツ・誠は「嘘から出た誠」と「カイン」(鍛冶の祖)と「ヴァルツ」(鉄砲鍛冶)でこちらは怖い方のダイダラボッチ。

桜満集(おうましゅう)は「満州(文殊菩薩)の対」。恙神涯(つつがみがい)は「星(つつ)神の男」で星神(北斗七星)、モデルはタイタニックのレオナルド・ディカプリオ、恐らく同じモデルの「聴罪師アドリアン」の主人公、アドリアンのオマージュ。

楪いのり(ゆずりはいのり)は「灯台草と異なる者で巫女」(かんなぎのナギ)。いのりの中の少女は10年前の集が出会っている真名で天真名井か、高橋留美子さんの「人魚の森」の真魚から。篠宮綾瀬(しのみやあやせ)は「春日社」(波切の四宮・かんなぎのざんげちゃんと白亜・白亜が灯台)、つぐみはかんなぎのつぐみ(八上比売命)で猫耳ですが、サイトの小漫画では兎耳。

寒川谷尋は「川の八尋和邇の息子」で八尋和邇(豊玉姫)でギリシャ神話のセイレーン。これに「ARIA」と「小さな雪使いシュガー」の川上とも子さんを組み合わせ、「シュガー」。ローゼンメイデンの蒼星石の設定がさらりと紛れ込ませてあります。

草間花音(くさまかのん)は、メガネっ子と音楽のカノンで、かんなぎの木村貴子と同じ天宇受賣命。

校条祭(めんじょうはれ)はドラゴンクライシスのオマージュ、初めての設定で、薬師如来。供奉院亞里沙(くほんいんありさ)はスタードライバー輝きのタクトの頭取と舞Himeのアリッサシアーズのオマージュ、魂館颯太(たまだてそうた)はオリジナル。いのりの金魚服は他のアニメーターが共通して使っている魚パロディです。

神様を熟知しなければ書けない作者の凄いところ

集のネーミングは文殊菩薩の信仰を知らないと書けない部分。大雲の設定と祭(はれ)の設定、さらには真魚と涯の設定が九鬼嘉隆と初音姫の設定が入っているのでかなり元ネタ調査をしている感じです。

ガメラシリーズと日天八王子社の1年を1周させた「あの夏で待ってる」

ロケ地は長野県の小諸市ですが、かなり志摩で撮影された映画、祭神などが含まれています。原作者の黒田さんは四日市市の方で、作品中、黒田さんの参考にしている湯浅監督の作品をオマージュしています。波切で撮影された「小さき勇者たち〜ガメラ〜」、「海人舟より禁男の砂」、湯浅監督のシリーズで「ガメラ2レギオン来襲」、「コメットさん」。この他に、「学校の怪談」などを垣間見ることができます。

この他に、かんなぎの山本寛監督を意識した設定が見られます。

この作品とよく似ているといわれるのが「おねがい☆ティチャー」ですが、元は「だんな様は18歳」という、湯浅監督の作品のオマージュの様です。ヒロインのイチカはプレアデス星団から来た設定になっています。志摩で言えば天白神。これが天上に戻ると国狭槌神。ギリシャ神話を組み入れ、プレアデスの姉妹の末の妹、メロペ―の設定を入れています。このメロペ―は別名、箒星。つまり、コメットさんでこれも湯浅監督のオマージュの様です。この作品と、ギルティクラウンはヘッドギア(押井守、伊藤和典さんなど)の色合いが垣間見られます。

メロペーはアルテミスの従者ですが、オリオンの恋人でもあります。つまり、メロペーとアルテミスを同一視したのが本作の特徴です。後の設定は他の作品と同じ。イチカがアルテミスと同じなので、戸松遥さんがその声優。地上に降りると3姉妹の真ん中になる神で市寸島比売命に相当するのでイチカ。海人は住吉三神(オリオン)と大己貴神、哲郎はそのまま大己貴神、柑菜はイチカの地上部分に相当する神で、美桜は多岐都比売命、佳織はイチカと同じ。ちょっと面白いのは名前の作り方。イチカは市寸島比売命から、柑菜は「かんなぎ」から。声優さんの組み合わせも面白く、美桜の声優さんも佳奈(かな)さん。りのんは「スタードライバー輝きのタクト」のふしぎちゃん役の日高里菜さん。柑菜役の石原夏織さんは他のアニメで山川豊さんのパロディをされた方です。ちなみに山川豊さんとゴジラは何れも出身地が鳥羽市石鏡という組み合わせです。

「海人舟より禁男の砂」を持っていったのは恐らく、原作者の黒田さんの同郷の大先輩が作者で本作を遡ること10年前の2月1日が命日に当たります。そのオマージュも兼ねているようです。 これに長野県でロケされるので諏訪湖を意識し、「満月の長い夜〜月光少女アンティックナナ」から他のアニメーターがオリオンに見立てている諏訪カオルを持っていき、主人公の設定にしているようです。

お伽噺がベースになっていて、時間の狂うのは、浦島太郎に見られる龍宮伝説です。志摩で言えば片田稲荷の浦島太郎などがそれに当たります。

ラストは、空に帰るのですが、豊受大神、三穂津姫命と同様の物語と言う事になっています。他の地域ではこの神様、出て行ったきり戻ってこないのですが、1年後再び戻ってくるという日天八王子の神様の1年をそのまま踏襲しています。

神様を熟知しなければ書けない作者の凄いところ

イチカの設定がとにかく凄い。安乗の隕石の話を知らないと書けない部分ですが、さらに実際の祭神に合わせ豊玉姫も同一神だと見立てているところが本作の特徴。

 

ヒロインの魚パロディ

ちょっと視点を変えてみると途中からヒロインに魚のパロディが入っています。設定の入っているヒロインは主に国狭槌神、文殊菩薩に相当するヒロインに入っています。

設定は大阪芸術大学のOBとその友人の間で行われているようです。

作品 人物 キーワード
機動戦士ガンダムSEED DESTINY ルナマリア・ホーク ホーク(ホークフィッシュ)
小さき勇者たち〜ガメラ〜 トト トト(魚の別の呼び方)
かんなぎ ナギ かんなぎ(魚の名前)
機神大戦ギガンティックフォーミュラ 神代真名

真名(名は神道の世界では魚と同異語)

波切の魚切、名錐など

神のみぞ知るセカイ 鮎川天理
ISインフィニット・ストラトス 篠ノ之箒

ホウキ

一夏の斑と合わせるとホウキハタ

ヱバンゲリヲン・新劇場版

綾波レイ

式波・アスカ・ラングレー

真希波・マリ・イラストリアス

波切では波の字の古い書き方は魚
ぬらりひょんの孫

花開院ゆら

及川氷麗

金魚(黄泉送りゆらMAX)

オイカワ

StarDriver輝きのタクト さかなちゃん さかなちゃん
ギルティクラウン

楪いのり

真名

金魚服

天真名井と真魚の掛け合わせ

多岐都比売命と豊玉姫命、乙姫、ペルセポネ、セイレーンなどを同一視したもの

作品 人物 同一視されている物
かんなぎ ざんげちゃん 多岐都比売命、ペルセポネ
ヱバンゲリヲン・新劇場版 真希波・マリ・イラストリアス 多岐都比売命、ペルセポネ、エウリディケ、乙姫
フラクタル フリュネ、ネッサ 豊玉姫、ペルセポネ
神曲奏界クリムゾンSシリーズ ユギリ・プリネシカ 多岐都比売命、エウリディケ